デカップルド・デビット終焉か
デビットカードは本来銀行が発行し、銀行口座から利用分を即時引落すカードをいう。銀行口座と連動せず、即時利用分を引落すカードはプリペイドデビットカードと呼ばれる。
これらとは別に、銀行口座と連動するのだが、カード発行主体が別の金融機関や事業社である場合、そのカードをデカップルド・デビットと呼ぶ。
このカードは一時カード業界の話題となった。デビットカードは銀行の専売特許ではなく、ノンバンクでも発行できる。画期的なビジネスモデル、これがあれば顧客全員にカードを配布できる。銀行業務を浸食するカードだ…。
先進的なカード発行会社のひとつキャピタルワンは、このモデルに飛びつき、テストパイロットを実施していた。しかしこのデカップルド・デビットは、昨年ひっそりと幕をおろした。
はやらなかった一番の理由は、プリペイドカードの普及。わざわざ銀行口座と連動しなくてもプリペイドカードがあればそれで足りる。プリペイドカードは年率約60%という勢いで伸びている。
決済ネットワークの進化、技術革新はあっという間にビジネスモデルを陳腐化してしまう。



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