現金の社会的コスト削減
紀元前3000年から人類は現金を使い続けてきた。これからも現金が完全になくなることはないだろう。だが、現金は徐々にニューペイメントにとって代わられている。
英国ではデビットカードの取扱高が2009年はじめて現金を抜いた。これは自然現象。人為的に旧来の決済手段をなくそうという動きもある。英国では2018年をもって小切手の利用を中止する。
The European Commissionは現金、小切手、カードの社会コストを計算した。それによるとGDPの2%から3%が決済コストに相当するという。これはEUにおけるGDPに占める農業の2.1%とほぼ同じ。食料より決済に費用をかけている。
その総コストの3分の2以上を現金が占めているのだ。コンサルタント会社のマッキンゼーは現金コストをカバーするために1人当たり約200ユーロを社会コストとして使っているという。オランダ中央銀行も同様の調査を発表。1世帯あたりの現金コストは年間300ユーロになる。
欧州中央銀行によると、2008年に欧州のカード取扱高は1.68兆ユーロ。過去5年間で毎年12%の成長している。ニューペイメントは現金を確実に駆逐していくだろう。それが社会コスト削減につながる。



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