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2011年3月 7日 (月)

出版社のアグリゲーションサービスとその思惑

一般的な米国人はクレジットカードや銀行口座など20口座以上を保有している。彼らが毎週受取る郵送物は35件を超え、E-mailともなると数えきれないくらい届く。

とくにペーパーレスの利用明細や請求書が増えてくると、E-mailの管理だけでも大変だ。ジャンクメールと間違えてゴミ箱へ捨ててしまったり、見過ごしてしまったりする。

アグリゲーションサービスは金融機関を中心に一時期もてはやされた時期があったが、なかなかうまく機能していない。

マリクレールやレッドブックなどを出版するハースト(Hearst Corp.)は、金融機関ではできないニュートラルなアグリゲーションサービスをめざして、新たなサービスを立ちあげた。

それがマニラ(Manilla)である。クレジットカードやポイントカード、電子請求書などを登録しておくと、そこから送られてくるE-mail通知などを一元管理してくれる。

とともに、カードの約定日や公共料金の支払い日なども一目で分かり、約定日が近づくと警告を出す仕組みになっている。

利用者は無料で使えるのだが、ハーストはどこで儲けようとしているのか。それは広告収入だ。金融機関からのメールをみる際、その金融機関の広告や関連する広告を表示する。

出版会社の家計簿は毎年よく売れているが、そのネット版だと思えばわかりやすい。雑誌の出版部数が減少し、広告収入も減少するなか、あらたな収益源を求めて、金融サービスに進出した。

金融機関にはない、ソフトなタッチによる金融サービスは、はたしてユーザーの支持を集めることができるのだろうか。利用者のひとりとしては、使ってみたい気はする。

Manilla2


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