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オルタナティブレンダーの危機

February 17, 2016

ソーシャルメディアで融資、機械学習、ディープラーニング、ビッグデータの活用、斬新なアルゴリズム。これらはオルタナティブ融資を表現するときに使う修辞である。

 

しかしいま、景気後退局面に突入してからは精彩を欠いている。というより危機的状況にあるといった方がいいかもしれない。景気上昇局面では表にでなかったリスクが一気に浮かび上がってきたのだ。

 

ムーディーズはマーケットプレイスレンダーのProsper(プロスパー)が仲介する特定の貸付資産のグレードを下げた。その資産のロス率は12%。取引終了時は8%だったというから、数カ月で一気にポートフォリオが悪化している。

 

レンディングクラブも同様だ。2015年の投資家収益率は7.8%。2年前より2%もリターンが減っている。つまり、損失が拡大しているということである。

 

融資フィンテックは投資家から多額の資金調達を受けているが、その実態は、リスクマネジメントの素人集団が多い。アルゴリズムレンディングやディープラーニング、機械学習という修飾語に踊らされてはならない。

 

かつてサブプライムローンは世界的な金融危機を招いた。サブプライムに代わる言葉としてオルタナティブという言葉で目くらましをしているフィンテックには十分気をつけなければならない。

 

 

 

 

本記事は、アイエスアイ代表 佐藤 元則のブログ「カードBizと僕の勝手気ままログ」から引用しています。

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